盆栽が盛んな街大宮!「盆栽美術館」ってどんな場所?

日本の文化が世界的に広がって良さが再確認されて、それを受けて若者の間でも密かに和ブームがやってきています。盆栽もそのひとつで、興味を持つ人が増えていて、さいたま市にある盆栽美術館の人気が密かに高まっています。

盆栽の魅力を知りましょう

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盆栽をご存知でしょうか?言葉は、形は知っていても、その魅力を理解している人は残念ながらそれほど多くはいないでしょう。実際のところ、老人の趣味と思われていることも多く、身近にありながらも地味でクローズアップされることがなく、ポピュラーなものとは言えないものでした。
しかしながら日本の食文化がユネスコの無形文化遺産に登録されたり、国内の各地の名所が知られるようになって、日本文化に対する認識も新たなものとなってきているのは気付かれているでしょう。そういうことから庭木や盆栽といったものも評価されるようになってきて、興味を持つ若者も増えてきているのです。
ちょっとだけ興味が出てきた、気になってきた、そんな人におすすめしたいのが埼玉県さいたま市にある『盆栽美術館』です。名前を聞けばなんとなく中身の想像がつくでしょうし、多くの人の推察通り、盆栽に関連する美術品が収集してあり、さらには歴史、民俗資料等も展示してあるので、行けば誰でも盆栽のことが理解できるようになります。それだけではなく、魅力についてもどっぷりと嵌れるかもしれなく、行ってみることをおすすめします。

盆栽美術館について知りましょう

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盆栽美術館は埼玉県さいたま市北区土呂町にあって、3月~10月は9時から16時半まで、11月~2月は9時から16時までの営業となっています。国民の祝日を除いて木曜が定休日となっていて、年末年始、展示替え期間なども休みになることがあり、事前に公式のサイトやフェイスブックなどでチェックをすることが大切です。交通アクセスはJR宇都宮線「土呂駅」より徒歩5分、または東部アーバンパークライン「大宮公園駅」より徒歩10分になっています。2時間無料の駐車場もあるので自動車で来ることも可能となっています。
入館料は一般が300円、高校生や大学生、65歳以上の方は150円、そして小中学生は100円となっています。年間チケットや団体割引も用意してあります。
さらにこの周辺は関東大震災後に被災した小石川周辺の盆栽業者が移住して形成された盆栽村となっていて、盆栽の街として古くから知られていました。そこでさらに盆栽の魅力を知ってもらおうと観光施設として2010年に開館しました。ただ予定する年間来客数には至らず、盆栽美術館の年間経費を考えると赤字経営になっているのも事実です。

盆栽美術館の楽しみ方とは

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もっとも来館者にとって経営状態は特に気にすることはなく、必要なのはどういった楽しみ方があるか、興味深いポイントは何かということになるでしょう。盆栽博物館の魅力のひとつは盆栽に関する資料が豊富にそろえてあることで、日本人にとってはなじみの深い盆栽ですが、歴史などを深く考えたことがある人は少ないですよね。しかし日本の伝統として知っておきたいもの、それゆえ楽しく学ぶことができるのも大きなポイントです。また館内は書院造など、日本独自の建築が施されていて、古くからの日本の美を体感することができます。盆栽だけではなく、日本の様式美を自然と感じることができるのも、大きな魅力となっていますよね。
そして館内展示を抜けた後の庭がもっとも大きな見どころとなっていて、およそ40点の見事な盆栽が飾られていて、庭を探索しながら鑑賞することができるようになっています。初心者でも見ごたえ十分なので子供から大人まで楽しめますし、館内で学んだ知識を活かした見方もできますよ。
お土産コーナーもあって、オリジナルの商品も販売されているので記念に買って帰りたくなるはずです。盆栽を見て、心と体をリラックスできるのも素敵なことですね。

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