2007年に始まった埼玉B級ご当地グルメ王決定戦は、埼玉県内の美味いものが大集合し、そのナンバーワンを競う大会です。その第三回大会で、見事グランプリに輝いたのが、さいたま市代表の豆腐ラーメンです。さいたま市には、これ以外にも美味しいラーメン店がたくさんあります。いくつかをご紹介していきましょう。

賄い料理から全国区の人気メニューへ

まずは、豆腐ラーメンをご存じないという人のために、どんなラーメンなのかご説明しましょう。簡単に言うと、ラーメンの上にお豆腐のあんかけがのっているお料理です。ベースとなっているスープは、鶏がらダシの醤油スープで、スッキリした味わいです。麺は店によって多少の違いがありますが、中細のちぢれ麺を使っているところが多くなっています。ラーメンの表面には、お豆腐あんかけが豪快に丼を覆っています。一見したところ、麻婆ラーメンのように見えますが、麻婆ラーメンは麻婆豆腐がのっているのに対して、こちらは豆腐のあんかけがのっているというのが違いです。
豆腐のあんかけは、麻婆豆腐のように辛くないので、辛いものが苦手という方でもダイジョウブ。ちっさい子供さんでも安心してオーダーできますね。
もともと、豆腐ラーメンは、岩槻公園にあった市立福祉会館の食堂で、職員のために賄い料理として提供されていたのが始まりです。その美味しさが、口コミで広がって、さいたま市内のいろいろなお店で提供されるようになりました。今では、県外からも豆腐ラーメンを食べにやって来る人たちが後を絶ちません。

もやしが山のようにトッピングされた豪快なラーメン

さいたま市で、ラーメンを食べてお腹いっぱいになりたいというときには、ジャンクガレッジ東大宮本店がオススメ。ジャンクガレッジは、お店のポリシーが「癖になる味をとこんまで追求した」というのですから、一口食べて癖にならないわけありません。チャーシューと野菜の量を選べるようになっているので、お腹が空いてガッツリ食べたいときには、野菜Wましがぴったりです。山のように積み上げられたもやしに、きっと度肝を抜かれることでしょう。普通のラーメンでは飽き足らないという人には、まぜそばがオススメです。まぜそばは、普通のラーメンと違って、スープが極端に少ないんです。その代わり、スープには旨味とタレが凝縮されており、とっても濃厚なんですよね。極太の麺と、濃厚なスープとが絡みあって、他では味わえない味を作り出しています。
店内の壁には、有名人のサインがずらりと並んでいて、その人気ぶりが伺われます。サインの中には、ジャズ界のスーパースターであるマイルス・デイヴィスさんのサインもあるんですよ。ジャンクガレッジは、東大宮本店だけでなく、大宮駅前店や北浦和店など、県内にたくさんの支店があり、食べたくなったらいつでも近い店に行きやすいのも魅力です。

スープの中に金魚が泳いでいる？

北浦和駅東口にある中華蕎麦 金魚は、その名前の来歴とってもユニークなお店です。なぜ、金魚という店の名前が付けられたのか言うと、店の自慢メニューであるワンタンが、スープの中をヒラヒラと泳いでいる金魚のように見えたことに由来しています。とっても可愛らしいネーミングですよね。
スープは、煮干しとカツオを合わせたスッキリした和風だし。何でも、店主が日本全国を歩き回って、お眼鏡にかなう3種類の煮干しとカツオ節を探しだしたというのですから、強いこだわりですよね。和風だしのスープは、透明感があり、金色に輝いています。このスープと、前述のワンタンとが最高にマッチしているんですよね。お店のほとんどのお客さんが注文するワンタンメンは、一度は味わっておきたい一品です。麺の量が、300グラムまでなら、自由に選べるようになっているのも魅力。300グラムというと、かなり食べごたえがありますから、大食いの人でも大満足ですね。
お店のインテリアも小粋な和風で、女性でも入りやすい雰囲気。実際、一人でふらっと入ってくる女性のお客さんも多いんです。カウンターも清潔感があり、とっても気持ちよく食事ができます。